*青柳マクベスとブログ遅延の関係性にいて*(水曜担当・加田さい)

こんにちは。今回、『マクベス』に出演させていただきます加田さいと申します。おしゃれ大学さんの公演に関わらせていただくのは前回の『リア王』に続いて2回目です。稽古場では、妖精的な存在として認知されています。
 今回からブログの水曜担当ということになりました……が、初っ端から締切を守れず申し訳ありません。すいません。しかし、これには事情があります。最後までお読みください。

 今回の『マクベス』は、シェイクスピアの四大悲劇の中でももっとも人気がある作品で、日本でも昔から大小さまざまな形で上演されてきました。最近では、長塚圭史さんが演出したものや、野村萬斎さん構成・演出した公演が話題になりました。そういえば、先日放映された野村萬斎さん主演のテレビドラマ『オリエント急行殺人事件』(三谷幸喜さんがアガサ・クリスティの原作ミステリーを脚色)の中でも、『マクベス』の芝居の話題が出るシーンがありましたね。

 ご存じのように、この作品は、スコットランドの将軍・マクベスが、主君を裏切り暗殺し、その権力を保持するために、友人や配下の者を次々と謀略に陥れていくストーリーです。
 そのマクベス役、劇団の主宰で、今回演出も担当している青柳瑞樹さんが務めます。普段は「王子」などと呼ばれているさわやかな感じの方ですが(ま、「そんなことはない」という声もありますが)、稽古が始まって約1ヵ月半経ち、青柳さん、だんだん役に入ってきているのか、顔が邪悪になってきています。
 先日の稽古では、「風邪をひいた」と言って弱々しい表情を見せて休もうとしていましたが、いまひとつ信用できません。相変わらずお酒を飲むときは元気です。また、この前の映像撮影では、私のことを褒めてくれるのですが、いまひとつ信用できません。なにか裏で企みごとをして、私を利用しようとしているのではないかと疑ってしまいます。
 と、そんなことを考えていたら、稽古に行くのも恐くなり、夜も眠れなくなり、ブログどころではなくなったという次第……えーと、これは言い訳ではありません。

 ま、というわけで、その一つひとつの言動が日々、マクベス化しているおしゃれ大学主宰・青柳瑞樹。その芝居をとくとご覧アレ。

◆本日のシェイクスピアの名言・名台詞◆

「眠りはないぞ、マクベスは眠りを殺した!」

作・加田さい
代筆・天真大貴

〜天真の勝手にコメント〜
それってタダの言い訳じゃ…(笑)