カテゴリー別アーカイブ: 雑談

稽古ブログ(月曜担当・真下照男)

「人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ、舞台の上でおおげさにみえをきっても出場が終われば消えてしまう。」

マクベスの台詞だ。
人生の虚しさを言っているようでもあるが、
それだからこそしっかり生きろと言っているようでもある。

この台詞、しびれますなあ!

作・真下照男
代筆・天真大貴

~天真の勝手にコメント~
「マクベス」の有名なセリフの一つですね。
数々の方が訳されてますが、
小田島雄志さんのセリフ回しは胸を打たれますね。

「新年会」(日曜担当・牛島遼太)

こんばんは牛島です。
今年も始まって早くも1ヶ月が過ぎてしまいました。

そんな中、遅めの新年会をしました。
昨日は大学の同じコースで4年間共にした仲間と。
本日はサークルの友人らと。

久しぶりに会う顔ぶれに、元気をもらいました。

僕の顔を見て元気をもらってくれた人もいればいいなと思います。

おやすみなさい。

作・牛島僚太
代筆・天真大貴

~天真の勝手にコメント~
今の時期に新年会とは珍しい!
舞台に来ていただいた方にも、
牛島さんの元気を分けてあげたいですね!

いよいよです(金曜担当・天真大貴)

どうも。
金曜担当の天真大貴です。

ついに、本番の月の2月ですね。
先週金曜日に、1月に多用した稽古場ともおさらばし、
2月からの新しい稽古場になりました。
心機一転、そしてさらに気持ちを高めて頑張りたいです!!!!

そういえば、劇団おしゃれ大学HPのマクベスページが、
最終形態になりました!
第三のビジュアル、特報映像、そしてフライヤーの画像公開がなされました!
(新キャスト今福さんも追加されてます!)

ぜひこちらをご覧ください!

ちょっと疲れが漏れ出してきているので、
気を抜かずに頑張りま~す。。。

ではでは。

作・天真大貴

木曜日担当青柳

どうも。青柳です。
なんだか、2015年、年明けてから、色々な体調不良で、健康と呼べる日が一日もない!なので、体を稽古中に鍛えようと思ってたのに未だ叶わず…。くやしい!
なんなの?これ?ストレスなの?
昨年から、微妙な不眠症。
年明けで、腰を痛め、すぐに風邪みたいな。
で、また、腰からの右足を痛め…。
そして、一昨日、急性胃腸炎みたいな症状。泣けてきます。

まぁ、置いときまして、私の体調以外の進行は、かなり頑張りましたので、順調です。つけが体調にきました(笑)
進行や、仕事だけはしっかりやってるつもりですが…後から後から湧いてくるので、どうなんだろう。

とりあえず、来週はちゃんと更新致します!

image (13)

 

出演が決まった日に、うちで寝転ぶ今福さん。
私の牛丼の半分を食べてしまいました(ちなみに、その前に今福さん、牛丼、普通に一杯食べてます)
青柳

賢君・マクベス(水曜担当・加田斎)

 どうもです。締切を守れない病にかかっている水曜担当、加田です。

 今回は、『マクベス』のお話の背景について解説させていただこうと思います。

 前回も説明しましたが、マクベスの舞台はスコットランド。
スコットランドとは、現在はイギリスを構成する北部の一地域ですが、
マクベスの時代の11世紀は独立国でした。イングランドに合併されるのは1707年のことです。

そういえば、昨年、
スコットランドのイギリスからの独立を問う住民投票をめぐって世界中が大騒ぎになりましたね。
ま、あんなことがいまでも起こるくらい、イギリスの四地域(イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ)は独自の政治体系や文化を持っているんですね。ご存知のようにサッカーやラグビーの国際大会では、それぞれが別々に代表チームをつくって出場しています。
 ちなみに、イギリス国旗は、イングランド、スコットランド、アイルランドの3つの旗を組み合わせたもので、スコットランド(青地に白い斜線十字)とアイルランド(赤い斜線十字)を平等に扱う意味で、斜線が微妙にずらしてあります。つまり、イギリス国旗はシンメトリーではないんですね。

 さて、そのスコットランドが統一王国となるのは9世紀半ば。マクベスの舞台となる11世紀に、やっと現在の領土が確立し、「スコットランド(スコット人の国)」となったようです。
 『マクベス』の物語の中で、マクベスに暗殺される主君・ダンカン王は、1034年に王位に就くわけですが、当時の王位継承制度では、実はマクベスもその資格を持つ王族の1人でした。ダンカン王とは従兄弟の関係だったとか。
 シェイクスピアの手によって、マクベスは、謀略で王位を奪う卑劣なキャラクターとして定着しましたが、実際のマクベスは、戦争を繰り返し国を疲弊化させていたダンカン王に反旗を翻し、これを倒しました。そして1040年に国王となり、その後統治した17年間、国に平和と繁栄をもたらしたといわれています。

 ま、つまり史実が戯曲によって歪められたともいえるわけですが、そもそも歴史なんてそんなもの。そのときどきの見方によって、大きく変わったりします。
 「生類哀れみの令」を出して庶民の不満を集めたといわれる徳川綱吉も、最近は、慈愛に満ちた名君という評価に変わってきているといいますし、賄賂政治家の代名詞のようにいわれている田沼意次も、その経済政策が再評価されています。井伊直弼だって、滋賀と茨城ではまったく異なる人物像として語られていることでしょう。
 暴君か名君かは別にして、実際のマクベスも多様な面を持った人物だったのではないでしょうか。
 そして、シェイクスピアが描くマクベスも、決して単純な悪王ではありません。今回の公演では、青柳演出によって、史実とも、またこれまでのシェイクスピア悲劇とも違ったあらたなマクベスの姿が描かれることでしょう。

◆本日のシェイクスピアの名言・名台詞◆

「いいは悪いで、悪いはいい」

作・加田斎
代筆・天真大貴

~天真の勝手にコメント~
「マクベス」の登場人物はほとんど実在の人物なんですよね。
いいは悪いで、悪いはいい。物の見方はその時々ということを、
集約した言葉のようですね。