あらすじ |
時は現代。
平凡なサラリーマン青島はひょんなことから
奇妙な道場を主催する中年黒澤と出会う。
それから数日後一人の男が謎のエコロジー団体に身を投じようとしていた…。
現代に生きる人々の葛藤を空想的に描くフィクションドラマ。 |
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解説 |
記念すべき第一回作品。この作品実は2ヵ月半で完成迄もって行きました。
6月の頭の公演だったのですが、
3月中ごろ迄劇団暴走機関車の本番だったのです。
水野さんにシナリオを上げて頂いたのですが、
本当大変な中かなりのスピードでやって頂いた思いがあります。
映像も採り入れ、合間に青柳のコントを入れ旗揚げ公演として、
見やすく中々の出来の作品だったと思います。
ちなみに、私青柳は、あまり出る予定ではなかったのですが、諸事情があり、
ちょこちょこ出演するに至りました。
前作の暴走機関車が私史上最も大変で事件ばかり起きた公演だったのに対し、
(と言うか、それ以前の東京☆壁塾の3本も結構大変だったのですが…)
本作品はかなりあっさり終わった公演だったので、
「え?これでいいの?こんなに苦しまなくて良いの?」
みたいな印象が強く残っています。
まだ、この時は劇団が10年続く、はたまた自分で編集した番組を放送する、
シェイクスピアをやれる等、微塵も感じておりませんでした。
普通の劇団としてやっていくのだろうかなぁ・・・等と思っておりました。
実はこの旗揚げ公演の後、すぐに祖母が他界致しました。
公演前から体調が悪かったのですが、家族では、
瑞樹の公演を待ってくれていたんだよ、なんて話しが出ていました。
とても大好きだった祖母ですが、いつかはお別れが来るんですね。
でも、それも相まって旗揚げ公演の日程・時期は本当に忘れられない公演でした。
(青柳瑞樹) |
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